英単語の覚え方
英単語の覚え方で興味深いものに"語源を使う"というものがある。
ある英単語を分解して、各コンポーネントの意味を組み合わせて単語の意味を導き出すというもの。
たとえば、
opportunity (機会)
は
op + port + un + ity
その方向へ 運ぶ ひとつの こと
若干無理があるかもしれないが、なんとなく
機会
という意味に思えてこないだろうか?
ある単語をどうやって切り分けたらいいのかは、webseterの英英辞典のhistoryが参考になるであろう。historyの所を参照すべし。
また、各コンポーネントの意味を知るには、以下のサイトがとても役に立つ。
この手法に注目
ただ、注意してほしいのは、あくまで語源を使った覚え方は参考レベルでやるべきだろう。全ての英単語をこれで覚えなくてもよい。
たとえば、先ほどのopportunityは「機会」と丸覚えしてしまった方が早い。
ただ、語源に気をつけておくと、知らない英単語が出てきたときに大体の予想ができる。できたらラッキーくらいで止めておいた方が良い。
im-, ir-, in- は否定的
bleは~できる
ity-は名詞
co-は一緒に
くらいを覚えているだけ色々役に立つ。
簡単な例だが、impossiblityなんかは不可能性と見ただけでわかる。
後、英単語がプラスの意味かマイナスの意味か感じ取ることのできる勘をやしないたい。こればかりは、英文を読みまくるしかないだろう。
理系と文系
世の学問は理系、文系に分かれている。
仕事は実験物理、専門は哲学、好きな学問は文学である私にはこの二元論がどうもしっくりこない。
一応、私の中で、理系、文系の定義は以下の通り。
- 理系は”人間が作ったものでない事象”を対象とする。
- 文系は”人間が築き上げてきた事象”を対象とする。
この定義にしたがえば、自然を対象とする物理や、神が作った(この言い方は語弊があるかもしれないが、、、)生物を調べる生物学は理系の学問。
一方、人間の社会活動の結果生じた経済学、文学は文系の学問ということになる。
また、誤解を恐れずにいうと、文系、理研学問には以下の傾向があると考える。
- 理系は難しいことを簡単に説明する学問
- 文系は簡単なことを難しく説明する学問
例えば、物理では、最終的にあらゆる事象を一つの理論で説明できることを目指す。これは単純化の極みである。
また、社会学では社会はどうあるべきかについて、喧々諤々と多くの議論を交わすことになる。
最近大学で分野横断が声高に叫ばれており、文系理系を超えた共同研究が推奨されている。色々な視点から学問を眺め、多様性を確保するのはとても素晴らしい試みだと思う。ただ、そもそも対象が違う学問同士の協力体制が本当の意味でうまく機能するだろうか?
私の目には野球選手とサッカー選手が一堂に集まって、さぁ、何か人を楽しませろと言っているように見える。
みんなで仲良く協力し合って新しい分野を築き上げようというのは聞こえはいいが、現実問題として上手くいくかどうかはわからない。
せいぜい、理系の持つ数学的技術を文系学問に応用したり、文系の社会モデルなどをグラフ理論にあてはめたりなど、表面的な相互作用に終わるのではないかと危惧する。
文理の協力必要なのは、マージナルな領域、すなわち人間が作り上げたものでありながら神の意図を感じられる学問においてだろう。
私個人の考えでは、哲学がそのような学問に相当すると考えている。